インナーチャイルドの心理学的な意味について
インナーチャイルドという言葉を聞いたことがある人もいるとは思いますが、心理学的にはどういった意味があるのか簡単に説明をすると、インナーチャイルドとは「内なる子ども」という意味になります。
子どもの頃に体験した嫌なことや、自分がとても傷ついたことなどのトラウマのようなものが、潜在意識として心の奥底に残り、それにより現在の性格が作られているということです。傷ついたことを消化できずにいる幼い頃の自分が、心の中に住み着いていて、考え方や感情、言動に大きく影響を与えているのです。
今現在、自分自身が抱えている多くの問題にはインナーチャイルドが深く関わっている可能性が高いです。例えば幼い頃に親や信頼している大人から「おまえはダメな人間だ」と言われたことにより、それが心の奥底に残っており、何か行動を起こそうとすると「どうせ自分は何をやってもすべてダメだ。だから無駄なのだ」という考えが無意識に働いてしまい、大人になっても自分に自信を持つことができなくなってしまいます。
脳の中には膨大な量の情報が眠っており、普段はまったく意識もしていなければ思い出すことすらないことでも、潜在意識として脳の中に眠っていて、その意識が自分ではまったく意識をしていないにも関わらず考え方や言動に影響を及ぼしているのです。
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